ステルス値上げ 計算ツール
値段は据え置きでも、内容量がこっそり減れば実質の値上げです。 変更前後の「内容量」と「価格」を入れるだけで、1gあたり・1個あたりの単価から実質の値上げ率をその場で計算します。同じ量に換算した実質価格も分かります。
つまり:価格は据え置きのに内容量が400g→350gへ−12.5%減ったため、この商品は実質約14.3%の値上げです。 変更前と同じ400gを買うと、いまの単価では341円相当 (以前より43円高い)になります。
くわしい計算の内訳(参考)
| 変更前 | 400g / 298円 |
|---|---|
| 変更前の単価(価格 ÷ 内容量) | 298 ÷ 400 = 0.75円/g |
| 変更後 | 350g / 298円 |
| 変更後の単価(価格 ÷ 内容量) | 298 ÷ 350 = 0.85円/g |
| 内容量の増減(量がどれだけ変わったか) | −12.5% |
| 見かけの価格の増減(表示価格の変化) | ±0% |
| 実質の値上げ率(単価の変化) | +14.3% |
| 同じ400gあたりの実質価格(いまの単価で換算) | 341円 |
※ 単位あたり価格(価格 ÷ 内容量)の変化率を実質の値上げ率としています。 税抜・税込は前後でそろえてください。内容量はg・ml・個などどの単位でも、前後で同じ単位なら計算できます。 パッケージ表記の丸めや増量・キャンペーン価格は反映していない概算です。
価格据え置きで内容量が減ったときの実質値上げ率(早見表)
価格はそのままで、内容量だけが減ったケースの実質値上げ率の目安です。 内容量が減るほど、1単位あたりの値段(単価)が上がり、実質の値上げ率も大きくなります。
| 内容量の変化 | 内容量の増減 | 実質の値上げ率 |
|---|---|---|
| 500 → 450 | −10.0% | +11.1% |
| 400 → 360 | −10.0% | +11.1% |
| 400 → 350 | −12.5% | +14.3% |
| 300 → 260 | −13.3% | +15.4% |
| 250 → 200 | −20.0% | +25.0% |
| 200 → 150 | −25.0% | +33.3% |
※ 概算。価格を据え置きにした場合の例で、単位は共通(g・ml・個など)。実際は税率の扱いやパッケージ表記の丸めで前後します。
ステルス値上げ(シュリンクフレーション)とは?
ステルス値上げとは、価格を変えずに内容量を減らして、実質的に値上げすること。 英語ではシュリンクフレーション(shrink=縮む+inflation=物価上昇)と呼ばれます。 値札の数字が変わらないため、買う側は値上げに気づきにくいのが特徴です。
見抜くカギは「単価(1単位あたりの値段)」
実質の値上げかどうかは、価格 ÷ 内容量で出す「単位あたりの値段(単価)」で比べると分かります。 価格が同じでも内容量が減れば単価は上がり、その上がった分が実質の値上げ率です。
- 変更前の単価:変更前の価格 ÷ 変更前の内容量
- 変更後の単価:変更後の価格 ÷ 変更後の内容量
- 実質の値上げ率:(変更後の単価 − 変更前の単価)÷ 変更前の単価 × 100
具体例
たとえば298円のお菓子が、価格据え置きで内容量400g→350gになったとします。 単価は 298÷400=0.745円/g から 298÷350=約0.851円/g へ。 上がり幅は約14.3%で、実質14.3%の値上げです。 同じ400gを買うなら、いまの単価では約341円相当になる計算です。
使いどころ
- 食品・飲料・日用品が「リニューアル」したとき、実質いくら値上げされたかを確認する。
- 店頭で容量違いの商品を比べ、どちらが単価で安いかを見極める。
- 家計の物価感覚をつかみ、買う量や銘柄を見直す判断材料にする。
よくある質問
- ステルス値上げとは何ですか?
- 価格を据え置いたまま(または小幅に変えつつ)内容量を減らすことで、単位あたりの価格を実質的に引き上げる手法のことです。シュリンクフレーション(shrinkflation)とも呼ばれます。見かけの値段が変わらないため気づきにくいのが特徴で、1gあたり・1mlあたりの単価で比べてはじめて実質の値上げが見えてきます。
- 実質の値上げ率はどう計算しますか?
- 「価格 ÷ 内容量」で単位あたりの価格(単価)を変更前と変更後それぞれ出し、その変化率を求めます。式は『(変更後の単価 − 変更前の単価)÷ 変更前の単価 × 100』です。たとえば価格据え置きで内容量が400gから350gに減ると、単価は約14.3%上がり、実質14.3%の値上げになります。
- 税抜と税込はどちらを入れればいいですか?
- どちらでも計算できますが、変更前と変更後で必ずそろえてください。前を税抜・後を税込で入れると、内容量の変化とは関係のない差が混ざり、実質の値上げ率が正しく出ません。
- 内容量はgやml以外でも使えますか?
- 使えます。個・枚・回など、前後で同じ単位なら何でも計算できます。たとえばティッシュが1箱400枚から320枚に減った、ウェットティッシュが80枚から70枚に減った、といった『個数の実質値上げ』も同じ式で求められます。
出典・計算の根拠
- 実質の値上げ率=単位あたり価格(価格 ÷ 内容量)の変化率。 『(変更後単価 − 変更前単価)÷ 変更前単価 × 100』という単価比較の定義式に基づく。
- シュリンクフレーション(shrinkflation)=内容量を減らして実質値上げする現象を指す一般的な経済用語。 単位あたり価格(ユニットプライス)での比較は、量の異なる商品を公平に比べる標準的な方法。
- 参考:calculator.jp「ステルス値上げ計算」(内容量と価格の変化から値上げ率を求める同種ツール)。
※ 本ツールは入力した内容量・価格だけから単価の変化率を求める概算です。 税抜・税込の扱い、パッケージ表記の丸め、増量・キャンペーン価格などは反映していません。