暑さ指数WBGT 計算ツール
気温と湿度を入れるだけで、熱中症リスクの目安となる暑さ指数(WBGT)をその場で概算。 注意・警戒・厳重警戒・危険の区分もあわせて表示します。同じ気温でも、湿度が高いほど暑さ指数は上がります。
つまり:気温32℃・湿度70%のとき、暑さ指数(WBGT)は約28.8℃で、熱中症リスクは「厳重警戒」レベルの目安です。外出時は炎天下を避け、室内でも室温の上昇に注意。こまめに水分・塩分をとってください。あくまで気温と湿度からの概算で、診断や公式発表値ではありません。
くわしい計算の内訳(参考)
| 気温(乾球温度) | 32℃ |
|---|---|
| 相対湿度 | 70% |
| 推定 湿球温度(気温と湿度から推定した値) | 約27.5℃ |
| 暑さ指数 WBGT(室内式:0.7×湿球温度+0.3×気温) | 約28.8℃ |
| リスク区分 | 厳重警戒 |
※ 本ツールは気温と湿度から WBGT を概算するものです(日射の無い室内を想定した室内式)。 屋外の直射日光下では実際の WBGT はこれより高くなることがあります。湿球温度は Stull(2011) の近似式、 区分は環境省の指針に基づく目安であり、医学的な診断や公式発表値ではありません。体調に不安があるときは無理をせず、必要に応じて医療機関にご相談ください。
気温×湿度の暑さ指数(WBGT)早見表(概算)
縦が気温、横が相対湿度です。各マスは概算した WBGT(℃)と環境省の区分を示します。 同じ気温でも、湿度が上がるほど暑さ指数が高くなることが分かります。
| 気温\湿度 | 40% | 50% | 60% | 70% | 80% |
|---|---|---|---|---|---|
| 28℃ | 21.6(注意) | 22.8(注意) | 23.9(注意) | 25(警戒) | 26(警戒) |
| 30℃ | 23.3(注意) | 24.6(注意) | 25.8(警戒) | 26.9(警戒) | 28(警戒) |
| 32℃ | 25.1(警戒) | 26.4(警戒) | 27.7(警戒) | 28.8(厳重警戒) | 29.9(厳重警戒) |
| 34℃ | 26.8(警戒) | 28.2(厳重警戒) | 29.5(厳重警戒) | 30.7(厳重警戒) | 31.9(危険) |
| 36℃ | 28.5(厳重警戒) | 30(厳重警戒) | 31.4(危険) | 32.6(危険) | 33.8(危険) |
※ 概算。日射の無い室内を想定した室内式による値で、屋外の直射日光下では実際の WBGT はこれより高くなることがあります。
そもそも「暑さ指数(WBGT)」とは?
暑さ指数(WBGT=湿球黒球温度)は、熱中症の危険度を示す指標です。 気温だけでなく「湿度」「日射・輻射(地面やかべからの熱)」の影響も取り入れているため、ふつうの気温よりも体感に近い暑さを表します。 単位は気温と同じ℃ですが、意味は違うので、天気予報の気温と混同しないよう注意してください。
どうやって求めるか
正式な WBGT は、湿球温度(しめった布で包んだ温度計)・黒球温度(黒い球の中の温度計)・乾球温度(ふつうの気温)を専用機器で測り、 屋外は 0.7×湿球+0.2×黒球+0.1×乾球、室内は 0.7×湿球+0.3×乾球 で合成します。 家庭にこうした機器は無いため、本ツールは気温と湿度から湿球温度を推定し、室内式で概算しています。
区分のめやす(環境省 日常生活指針)
- 危険(31℃以上):すべての生活活動で熱中症の危険。外出は避け、涼しい室内へ。
- 厳重警戒(28〜31℃未満):外出時は炎天下を避け、室内でも室温上昇に注意。
- 警戒(25〜28℃未満):運動や作業では定期的に休息を。のどが渇く前に水分を。
- 注意(25℃未満):一般に危険性は少ないが、激しい運動・作業時は油断しない。
湿度が高いと危ない理由
人の体は汗が蒸発するときに熱を逃がしますが、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体に熱がこもります。 そのため同じ気温でも湿度が高いほど WBGT は上がり、熱中症のリスクが高まります。気温が低めでも油断は禁物です。
よくある質問
- 暑さ指数(WBGT)とは何ですか?
- WBGT(湿球黒球温度)は、熱中症の危険度を示す国際的な指標です。気温だけでなく湿度や日射の影響も取り入れた「体感に近い暑さ」を表し、単位は気温と同じ℃で示しますが、ふつうの気温とは意味が異なります。環境省は WBGT 28℃以上で熱中症患者が著しく増えるとしています。
- このツールはどうやって計算していますか?
- 本来の WBGT は湿球温度・黒球温度・乾球温度を専用機器で測って合成しますが、家庭にそうした機器はありません。そこで本ツールは、気温と相対湿度から湿球温度を Stull(2011) の近似式で推定し、日射の無い室内を想定した室内式『WBGT=0.7×湿球温度+0.3×気温』で概算しています。あくまで概算で、実測の WBGT 計の値とは差が出ます。
- 区分の「注意・警戒・厳重警戒・危険」はどう決まりますか?
- 環境省の日常生活に関する指針に基づき、WBGT 25℃未満が『注意』、25〜28℃未満が『警戒』、28〜31℃未満が『厳重警戒』、31℃以上が『危険』です。28℃を超えるあたりから熱中症のリスクが大きく高まるため、外出や運動の際は特に注意してください。
- 屋外でもこの値を使えますか?
- 本ツールは日射の無い室内を想定した概算です。直射日光のあたる屋外では黒球温度が上がり、実際の WBGT はこの値より高くなることがあります。屋外で正確に知りたいときは、環境省の熱中症予防情報サイトで公開されている地域ごとの実測・予測値を確認してください。
出典・計算の根拠
- 環境省 熱中症予防情報サイト「暑さ指数(WBGT)について」(区分:注意25℃未満/警戒25〜28℃/厳重警戒28〜31℃/危険31℃以上、室内式 0.7×湿球+0.3×乾球、屋外式 0.7×湿球+0.2×黒球+0.1×乾球)。https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
- 湿球温度の推定式:Stull, R. (2011) “Wet-Bulb Temperature from Relative Humidity and Air Temperature”, Journal of Applied Meteorology and Climatology, 50(11)(相対湿度5〜99%・気温−20〜50℃、気圧1013hPa前提で平均絶対誤差0.3℃未満)。
本ツールの値は、気温と湿度から推定した概算です。日射の無い室内を想定しており、実測の WBGT 計や環境省の公式発表値とは差が出ます。 医学的な診断ではなくあくまで目安であり、体調に不安があるときは無理をせず、必要に応じて医療機関にご相談ください。