在庫回転率 計算ツール
期間中の売上原価と平均在庫額(期首・期末からの計算でもOK)を入れるだけで、 在庫回転率(在庫が何回入れ替わったか)と在庫回転日数をその場で概算します。物販・小売の在庫効率の目安づくりに。
在庫回転率(この期間)6回在庫回転日数 = 約 60.8日(在庫が1回転=入れ替わるのにかかる日数)
つまり:この期間に在庫はおよそ6回入れ替わった計算で、平均すると60.8日で在庫が1回転しています。 回転率が高い(回転日数が短い)ほど、在庫が早く売れて資金が在庫に滞留していない状態です。
くわしい計算の内訳(参考)
| 期間中の売上原価 | 1,200万円 |
|---|---|
| 平均在庫額((期首+期末)÷2) | 200万円 |
| 在庫回転率(売上原価 ÷ 平均在庫額) | 12,000,000 ÷ 2,000,000 = 約6回 |
| 在庫回転日数(期間の日数 ÷ 回転率) | 365日 ÷ 6 = 約60.8日 |
※ 本ツールは売上原価ベース(在庫回転率=売上原価÷平均在庫額)の概算です。売上高ベースで計算する流儀や、 数量(個数)で計算する方法もあり、業種・会計方針によって適正値の目安は異なります。 在庫評価方法や季節変動でも結果は変わるため、経営判断は実際の決算数値・専門家の助言とあわせてご確認ください。
在庫回転率→回転日数 早見表(年間・概算)
1年(365日)で計算した場合に、回転率が何回なら在庫が約何日で1回転するかの目安です。 回転日数 = 365 ÷ 回転率 で換算しています。
| 在庫回転率(年間) | 在庫回転日数(約) |
|---|---|
| 1回 | 約365日 |
| 2回 | 約182.5日 |
| 3回 | 約121.7日 |
| 4回 | 約91.3日 |
| 6回 | 約60.8日 |
| 8回 | 約45.6日 |
| 12回 | 約30.4日 |
| 24回 | 約15.2日 |
※ 概算。1年=365日として換算。回転率が高い(回転日数が短い)ほど在庫が早く売れている状態です。適正値は業種で大きく異なります。
そもそも「在庫回転率」とは?
在庫回転率は、一定期間に在庫が何回入れ替わったかを表す経営分析の基本指標です。 式は次のとおりで、いずれも金額(原価ベース)で計算します。
計算式
- 在庫回転率(回) = 売上原価 ÷ 平均在庫額
- 平均在庫額 = (期首在庫額 + 期末在庫額) ÷ 2
- 在庫回転日数(日) = 期間の日数 ÷ 在庫回転率
数字の読み方
- 回転率が高い/回転日数が短い:在庫が早く売れている。仕入れたお金が在庫として寝ていない=資金効率が良い。
- 回転率が低い/回転日数が長い:在庫がなかなか売れていない。過剰在庫・売れ残り・資金繰り悪化のサインになりやすい。
- 高すぎる場合:品切れ(機会損失)を起こしている可能性もあるため、欠品率とあわせて見ます。
使うときの注意
- 同じ計算方法でそろえる:売上原価ベースと売上高ベースでは値が変わります。比較時は方法を統一します。
- 適正値は業種次第:生鮮食品のように回転が速い業種と、宝飾・家具のように遅い業種では基準がまったく違います。同業他社・自社の過去推移と比べるのが実用的です。
- 季節変動に注意:繁忙期・閑散期で在庫額が大きく動く場合、期首・期末の2点だけだと平均がぶれることがあります。
よくある質問
- 在庫回転率とは何ですか?
- 一定期間に在庫が何回入れ替わったか(売れて補充されたか)を表す指標です。式は「売上原価 ÷ 平均在庫額」。回転率が高いほど在庫が早く売れて、仕入れに使ったお金が在庫として滞留していない=資金効率が良い状態を意味します。
- 在庫回転日数との違いは?
- 回転率が「期間に何回転したか(回数)」なのに対し、回転日数は「在庫が1回転=入れ替わるのに何日かかるか(日数)」です。年間で計算する場合、回転日数=365 ÷ 回転率 で換算できます。たとえば回転率6回なら、約60日(2か月)で在庫が1回転している計算です。
- 売上高ではなく売上原価で計算するのはなぜですか?
- 在庫は仕入原価で帳簿に計上されるため、同じ原価ベースの「売上原価」と対応させるのが理論上は整合的だからです。実務では手軽さから「売上高 ÷ 平均在庫」で計算する流儀もありますが、その場合は値が大きめに出ます。比較するときは同じ計算方法でそろえてください。
- 回転率は高ければ高いほど良いのですか?
- 基本的には高い方が在庫効率は良いですが、高すぎると品切れ(機会損失)を起こしている可能性もあります。逆に低すぎると過剰在庫や売れ残りのサインです。適正値は業種で大きく異なる(生鮮食品は非常に高く、宝飾品などは低い)ため、同業他社や自社の過去推移と比べるのが現実的です。
出典・計算の根拠
- 在庫回転率=売上原価÷平均在庫額。平均在庫額=(期首+期末)÷2。経営分析・財務指標で広く用いられる標準的な定義式(中小企業庁「中小企業の財務指標」等で示される経営指標の考え方に基づく)。
- 在庫回転日数=期間の日数÷在庫回転率(年間なら365÷回転率)。在庫が1回転するのにかかる日数を表す。
- 参考:calculator.jp「在庫回転率の計算」(数量ベースで 回転率=出庫数÷平均在庫数、平均在庫数=(期首+期末)÷2)。本ツールは同じ論理を金額(原価)ベースに置き換えたもの。
本ツールの結果はすべて概算です。在庫評価方法・会計方針・季節変動により実際の数値は前後します。経営判断は実際の決算数値や専門家の助言とあわせてご確認ください。